2015/12/15

【台湾大学入学】希望学科を決める際に各学科の必修科目を調べる方法




こんにちは、amikawaです。

今回の記事では、実際に入学する学科を決める際にチェックしておきたい情報を紹介したいと思います。

入学してから学科の内容と自分の学びたいことのギャップが大きいと苦労すると思いますので、申請の前に希望先の学科についてよく調べておくことが重要です。

そこで今回の記事では、学科の必修科目・選択科目にはどのようなものがあるかを調べる方法を紹介します。希望する学科を決める際の参考にしてください。


出典:2016/2017 申請資訊-國際學位生http://www.oia.ntu.edu.tw/ch/study-at-ntu/degree-student/201617-admission

今年も11月ごろから翌年2016年の9月入学向けの入学要項が公開されていました。

入学申請の手順については、直接大学の外国人学生向けページをご覧ください。このブログでも過去の記事で紹介しているので、そちらも参照いただけると幸いです。(ただ去年と異なる部分もあると思いますので、申請を考えている方は必ずご自身で大学のサイトに沿って準備をしてください)
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2015/11/13

台湾の大学に通う本科留学生がよく聞かれること



このブログにたどり着いた人はきっと、少なからず「台湾の大学に本科留学する」ということに興味を抱いていると思うんですが、一般的にはほとんど台湾の大学に留学する日本人学生の生態なんて知られていないわけで、経験者や、今まさに正規留学中のみなさんにおかれましては、それはもう色々と憶測でものを言われてきたと思います。

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2015/11/11

卒業団体写真撮影と近況


久しぶりの更新です。四年になったら少しは暇になるかと思っていたのですが、忙しさに特に変化はありません…。現在は四年の前期の9週目で、中間テスト週間です。私は中間テストがある科目が通識の哲學概論の一教科だけで、月曜日に終わったところです。

最近のビッグイベントといえば、先週の土曜日に学科全員での卒業写真の撮影がありました。中国語では「畢業團拍」と言われており、學士服を着て、台湾大学のシンボルである総合図書館の前で団体写真を撮影しました。

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2015/09/27

一年の前期、初めての講義のパニックを振り返ってみる



Twitterで今年から台湾の大学に入学した人たちをフォローしているのですが、最近彼らが初めての講義に出たあと感想をつぶやいているのを見て、

「あぁ、自分も一年のころは本当に何も分からず苦労したなぁ…」

なんてことを思い出しています。

私は2012年(民國101)に台湾大学へ入学しました。その最初の学期の月曜の午前、初めての講義は「普通心理學」でした。

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2015/09/21

Ceibaの活用:毎週の指定閱讀、復習、レポートの提出の方法

台湾大学の授業用プラットフォームceiba

ask.fmで台湾大学のceibaの使い方について聞かれたので解説します。

以前も簡単な紹介はしているので、今回は宿題の提出と、毎週の指定閱讀などについてです。


ceibaへのアクセスはMy NTUから。画像右上の黄緑色のアイコンです。
その後、今学期自分が履修しているクラスの一覧が出て来ます。教授によってはceibaのページを開設しない方もいます。
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2015/09/09

台湾に正規留学中の外国人・華僑学生のアルバイト可能時間が20時間に変更されました

民國104年(西暦2015年)6月17日より、台湾の大学に通う外国人学生・華僑学生のアルバイト可能時間が一週間に16時間→20時間に変更されました。

夏休み・冬休みの労働可能時間は以前より上限はなく、今回の変更でも同様です。


有關外國留學生、僑生及華裔學生(下稱僑外生)每周工作時間修正為20小時
一、依據總統104年6月17日華總一義字第10400070741號令辦理
二、就業服務法部分條文業奉總統104年6月17日華總一義字第10400070741號令修正公布施行,
其中修正第50條規定,僑外生除寒暑假外,每星期最長工作時數由原16小時修正為20小時。



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2015/09/08

私が台湾大学を選んだ理由。三年を過ごして感じた台湾本科留学のこと





こんにちはamikawaです。


今回もask.fmでいただいた質問の回答です。


「amikawaさんが台湾を選んだ理由ってなんですか?? 今わたしはまあまあ有名な大学の付属高校に通っていて、内部推薦を蹴って台湾の大学にアプライすることを考えてるんですが、台湾の大学に行く目的がまだ自分のなかで明確じゃないです。 大学に通っている人がどんな理由でその大学に通うことに決めたのかというのを聞きたいということと、台湾でしか学べないことなどを知りたいです!

でも中国語を学ぶのだったら日本でもできるし、なんで台湾に行くのかということをずっと自分自身に問いてます。でも今の時点では学びたいこととかが決まらなくて、本当に内部進学をしないのかを迷ってます! 質問がグダグダですみません、、。」

ご質問をくださった方、どうもありがとうございます。私とは置かれている環境が大きく異なるので、どうかこのブログの意見は数ある考え方のひとつとして捉え、是非ご自身の高校から付属の大学へ進学された先輩方の意見なども参考にして、じっくり考えてください。


今回の記事では以下の内容に分けて書いていきます。

  • 私が台湾大学に入学した経緯
  • 台湾大学で学ぶということ
  • 専攻の学科でどんなことを学べるのか
  • 台湾大学を卒業したら。就職活動について
  • 日本の大学に進学して、台湾の大学に交換留学



私が台湾大学に入学した経緯


私がそもそも台湾で暮らし始めたのは2010年の8月にワーキングホリデーとして渡台したのが始まりでした。以前から旅行で台湾へ通っていたのと、趣味で学んでいた中国語をもっと伸ばしたい、単純に海外で暮らす経験をしてみたかったというのが主な理由です。

また、私は日本での高校生時代は絵に描いたような劣等生で、卒業のための出席日数すら危うく、当時は大学へ進学することなど一切頭になかったし、現状をどう考えても日本の大学へ進学できるようなチャンスはなかったと言っても過言ではありません。この時点ですでに日本の典型的な社会のレールからは外れてしまっているので、日本での就職なども経験していない落ちこぼれです。そんな中、台湾でのワーホリ中に通っていた台湾大学の中国語センターで出会った同級生たちとの交流を通して、「台湾大学へ外国人学生として正規留学する」という選択があることを知ります。


なので私は始めから台湾大学への進学を目指していたのではなく、言うなれば、「大学進学のチャンスが、たまたま台湾にあることを知った」という感じです。この点は本当に台湾のこの環境に感謝しています。現地の学生は大変な思いをして入学する台湾の最高学府に、外国人としてなら意外と入学のチャンスはあります。


(入学してからの苦労→実力のない人間が台湾大学に入学するととても苦労する


人類学というこの専攻を選んだのは、以前からバックパック旅行で東南アジアや中国などを旅していた影響です。入学前は中国の少数民族やチベットの文化などに興味があり、文化を学ぶ人類学に惹かれてこの学科を選びました。最初の動機はこんな感じだったのですが、二年次の必修で受講した「史前史」のクラスがとても面白く、教授の教え方も本当に好きで、さらには同じく必修の「文化人類學」のリーディングの難解さに心が折れた(笑)こともきっかけで、そこから同じ人類学の一派である考古学方面への興味が育ち始めて今に至ります。

台湾大学で学ぶということ

質問者さまがおっしゃる通り、中国語を学ぶだけなら日本でもできるというのはその通りです。ただ、台湾の大学で中国語で専攻を学ぶというのは、ただ中国語を学ぶよりも密度の高い経験ではあると考えています。こちらではリーディングや討論、研究発表、レポートなどを全て中国語で行っているので、まじめに勉学に励んでいれば学術レベルの中国語が身に付きます。

また、こちらに長く滞在していると知り合いを通じて日本語と中国語の翻訳などのアルバイトの話もくるようになりました。それ以外にも普通の飲食店などのアルバイトなどを通して、接客の場面での中国語を身につけることができます。飲食店などでのアルバイトはワーホリでもできることですし、学期中はできれば飲食店のような長い時間を拘束されるアルバイトは個人的にはおすすめではないのですが、中国語を使ったアルバイトやインターンの機会があるというのも、台湾の大学を選ぶことで得られる付加価値的なものかもしれません。


これ以外に、台湾大学を選んでよかったと感じるのは、施設・設備・資料の豊富さです。特によく通っている総合図書館には日本語の書籍も豊富なのと、世界の学術ジャーナルが紙のものもオンライン上のものも大変豊富で、それが無料で利用できるので、本当に学びたい人にとってはいくらでも使えるリソースがそろっていて魅力的です。まだ利用したことはないのですが、英語などの外国語をオンライン上で自習できるシステムなどもあるようです。とにかく学習に関して、使えるリソースはとても豊富です。本当に勉強がしたい人にとって、台湾大学はとても理想的な環境です。


ただ、台湾大学で歴史学を学ばれた先輩にもアドバイスを求めたのですが、本当に勉強をしたいのでなければ、台湾大学という環境は簡単なところではなく、安易に人に勧めることはできないとのことでした。台湾大学に通う現地の学生は皆優秀な方ばかりで、周りがそんな環境であるのは良いこともあるのですが、現地の学生の留学生を見る目は厳しいものがあるようです。そんな同級生たちに認めてもらえるかは実力次第だと言うことです。



それから、台湾大学でクラスメイトと上手くやって行くには、それなりに友人を作ろうとするなら、やはり勉強しないと、有る程度の成績を取らないと、難しいかも知れません(これは、私がそんな風に感じているだけです)。私自身、成績に関しては、あまり気にしないでやってきましたし、学校の成績が全てではないと思ってもいますが、それでも台湾大学は成績を過度に気にする学生は多いですし、そして有る意味に於いては、実力が影響する雰囲気があります。



私自身は、出来るのであれば、海外留学は一つの良い経験だと感じています。ですが、あまり安易な気持ちでするのだけは、避けた方がいいとも感じています。何と言っても、母語で勉強する事ほど楽な事はありません。ですが、日本を外側から見るいい機会でもありますし、色々な価値観や考え方の違いに触れる、いいチャンスの一つである事は、間違いないと感じています。


専攻の学科でどんなことを学べるのか


考古学を学ぶんだったら、日本の方が充実している…というのは過去のブログ記事でも言及した通りで(過去記事:母語で教育を受けられるなら、今こんなに苦労してない)、日本の大学、つまり学術的な累積、学術的な研究の厚みは相当充実していると思います。(ただ私は日本の大学に通った経験がないので比較はできません。あくまでも書籍の豊富さ、学者の数などを見ての想像です…)。


台湾の場合、人口がそもそも日本より少ないので、中国語に翻訳された書籍の数には限りがあり、教科書などは英語のものを使うパターンが多いです。なので、中国語を学ぶつもりで台湾大学へ入学すると、予想以上の英語書籍の多さに苦労するかもしれません。ポジティブに考えると、中国語だけでなく、英語のスキルも上げることができます。


まずは台湾大学の興味のある学科で、どんなクラスが開講されているかを検索してみて、自分が本当にこれを学びたいかを考えてみるといいかもしれません。


台大課程網

https://nol.ntu.edu.tw/nol/guest/index.php


学術的な充実度は学科によるかもしれないのですが、考古学に関してなら日本の大学の方が学術的に充実していると思います。なのでこの点は学科によっては台湾の大学を選ぶ際にはデメリットとなるかもしれません。ぜひ、自身の興味のある学科の開講クラスや、どんな研究をしている教授が在籍しているかなどを調べてみてください。


また、台湾大学の場合は総合大学であることもあり、自分の専攻以外にも他の学科のクラスや、様々な一般教養のクラスを受講することができます。私の学科の場合、選択科目で卒業までに41単位が必要なのですが、人類学系が開講の選択クラス26単位+他の学科の選択科目から15単位履修することになっています。ただ学科によって卒業に必要な単位が異なるので、他の学科の選択科目を履修しても、卒業の単位に換算されないこともあるので注意が必要です。


卒業に必要な単位の規定は、こちらを参考にしてください。


各系所必修科目及應修學分資料查詢

http://140.112.161.31/NTUVoxCourse/index.php


台湾大学を卒業したら。就職活動について

これについてはまだ未経験なので、何とも言うことができません。台湾大学には日本人学生の会があり、その会では交流会などの他に、日本の企業の方を招いた就職に関する説明会も開催されていたようなのですが、自身がこの会には参加しておらず、実情にも詳しくないので何とも言えません…。そもそも既に日本の社会のレールから外れている人間なので、日本での就職のことはわかりません…。


台湾では大学在学中に就職先を探し始めるのではなく、卒業後に就職活動を始められる学生が多いと聞きますので、この点は日本とは異なるようです。大学在学中はあくまでも学業に専念できるようになっています。(夏休みなどにボランティアやインターンをする学生はたくさんいます)私は今月から学部の四年になるので、これからの一年は大学院に進学を目指すか、就職先を探すかを考えることになると思います。


近年台湾の法律が変更され、台湾の大学(学部)を卒業した外国人学生は、職歴を問わず台湾での就業がしやすくなっています。なので、卒業後は台湾での就職も視野に入れることができます。


外籍生通過華語測驗 可加點留台工作
外籍人才別跑!勞動部簡化橋外生留台程序,並增名額至2,500人
外籍生留台工作 名額檢討再加碼

台湾での就職に関してですが、台湾大学の歴史学系を卒業され、大学院にも通っていらした先輩が台湾で就職されることになったので、今後こちらのブログを参考にしていただくと、台湾での就職に関しての情報が得られると思います。


雑記帳

http://iso64.exblog.jp/




日本の大学に進学して、台湾の大学に交換留学する

あと、もう一点。質問者さまの通われている高校から内部進学する先の大学と、姉妹校提携を結んでいる台湾の大学はありませんか?もし「台湾で中国語を勉強したい、台湾の大学で現地の学生と一緒に授業を受けてみたい」というのが目的で、必ずしも台湾大学の学位が必要ではないならば、交換留学で台湾へ来るというのも手段かもしれません。交換留学で台湾大学へくるのなら、外国人学生向けの中国語クラスの他、学科のクラスも受講することができます。あくまでも選択肢のひとつですが、こういう方法もあると思います。


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思いつく限りはこんな感じです。少しでもこの回答が参考になったら幸いです。繰り返しますが、どうぞ内部進学された先輩方の意見もよく吟味して、じっくり考えてくださいね。


ask.fmで気軽に質問してください

http://ask.fm/amikawa125


twitterで毎日いろいろつぶやいています





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2015/08/13

【新入生向け】共同必修『國文』と『大一英文』のクラス分けと選課について



ask.fmで今年の9月から台湾大学の新入生になる方よりご質問いただきました。最初は誰でも不安になる履修登録のシステムについてと、共同必修の國文と大一英文のクラス分けについてこちらの記事で回答します。


私は9月から台湾大学の入学するのですが、もうすぐで選課が始まります。 amikawaさんは大学一年生の時、国語と英語は外国人用のクラスをとったと書いてありましたが、それは共同必修なのでしょうか? 入学すぐに中国語と英語のテストがあります。それでクラス分けをするようなのですがその後に国語と英語のクラスを決めるのですか?教えてください。結構複雑で困っていますT T
ask.fmで気軽に質問してください


私なんて最初は全くこの選課システムについてわかっていなかったので、特に自分では何の操作もせず成り行き任せでした。そもそも学期が始まってしばらくするまでceibaの存在すら知りませんでしたからね〜…

質問の結論から言いますと、『國文』と『大一英文』は選課システムからは直接登録ができないので、ひとまずはなにもしなくて大丈夫です。クラス分けのテスト受験後に割り振られます。

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2015/08/09

人類学系のクラスばかり履修していた三年後期の振り返り


遅くなりましたが、三年後期の振り返りです。成績が8月某日にようやく出揃いました。

台湾大学の学部生生活も残すところあと1年かと思うと、

「イヤだ…!台湾大学というステータスを失いたくない…!」

「この肩書きがなかったら私はただの職歴無しニート!!」

という負の感情しかでてきません。


卒業怖い…!

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2015/07/19

ask.fmのアカウントを作ったので、質問はこちらからどうぞ



こんにちは。冬休み中はブログの更新をサボっていました。

明日2月24日から、三年の後期が始まります。
前回と同じく22単位分履修する予定なので、前回と同じくらい忙しくなりそうな感じですが、時間を見つけてブログの更新もして行こうと思います。

ところでask.fmのアカウントを作って見たので、ちょっとした質問などはぜひこちらをご利用ください。匿名でも質問できるので、このブログにコメントを書くのはちょっとハードルが高い…と感じている方も安心ですね(笑)。

台湾大学入学に関する質問、…はやはり大学のオフィスに聞くのが確実なんですけども、それ以外の気軽な質問などでしたら、どうぞ。答えられる範囲でお答えします。
http://ask.fm/amikawa125

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2015/07/11

統計資料から台湾大学の日本人学生数の推移を見る-本科学部生編(2012-2014年)



夏休みに入って時間もできたので、今日は「台湾大学に通う日本人学生の人数」についてまとめます。

台湾大学を始め、台湾の国立・私立大学では外国人枠を設けており、毎年外国人学生の受け入れを行っているのですが、実際各大学にはどのくらい外国人学生が在籍しているのでしょうか?またその人数は年々増えているのか?減っているのか?ということを、本日は台湾の統計局の資料をもとにまとめていきたいと思います。


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2015/07/09

実力の無い人間が台湾大学に入学するととても苦労する




103年度後期の18週の授業が六月末に終了し、残っていた期末レポート四つをなんとか提出し終え、晴れて学部三年生が終了しました。

今回の期末レポートは、たまたま全てグループで行うものだったので、優秀な同級生にとてもお世話になり、特に優秀な学生の仕事を身近に見ることができ、とても勉強になりました。それと同時に優秀な同級生にかこまれて、自分の頭脳の弱さを痛感しています。

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2015/06/20

台湾大学で必修の英語のクラス「大一英文」と「進階英語」について


ask.fmで台湾大学の英語のレベルについての質問があったので、今日はそれについて書こうと思います。

※台湾大学では「英語」のクラス以外にも、「英語で講義を行うクラス」がありますが、この記事では前者について扱います。

台湾大学で必修の英語のクラスは「大一英文(上・下)」と「進階英語(上・下)」があります。なので、卒業までにこの二つのクラスにパスする必要があります。

※台湾大学入学に必要な英語能力については学科によって違います。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

台灣大學に入學/卒業に必要な英語力についてと英検の申し込みのこと

http://amikawa.blogspot.tw/2015/04/blog-post.html


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2015/05/31

華語文能力測驗は年二回の定期試験以外にも実施されています

華語文能力測驗TOCFLのサイトより

ふと思い立って、今日は台湾の中国語試験「華語文能力測驗」を受験して来ました。

今年の定期試験は5月2日(聽讀)、3日(口寫)と11月7日(聽讀)、8日(口寫)の二回開催なのですが、本日5月31日にも正式試験が実施されていました。

華語文能力測驗は定期試験以外にもグループテストが実施されている


私が今日受験したにはグループテストと言われるタイプの試験で、受験希望者が多い場合、年二回の定期試験以外にも不定期で年に数回実施されているそうです。例えば次回直近の正式グループテストは6月13日に台南の成功大学で行われます。(5月31日現在、申し込みは既に締め切られていますが…)

華語文能力測驗
http://www.sc-top.org.tw/


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2015/05/17

大学はまじめにやるもやらないも自分次第


こんにちは。前回のポストで台湾大学での進級(要は単位が取れるか)について書いたのですが、今回は授業への臨み方について書いていこうと思います。


前回書いたように、講義に出て、提出物を確実に提出して、テストの点数が及第点ならば、成績はともかく単位はもらえます。それに外国人学生に対しては、成績の評価が甘めにつけられてるかな…とも感じます。


今回は選択科目の「文化資產與材料分析」のクラスを受けていて、最近思ったことを書いていきます。

必修科目ではだいたいどれでも中間と期末にテストがあり、個人かグループでのプレゼンや研究レポートの提出もあります。

一方選択科目の場合、先生にもよるとは思うのですが、多くの場合テストはなく、プレゼン、レポートや課題などの提出物で成績が決まります。(少なくとも人類学系では)

なのでテストの無いクラスは、一部の学生にとっては楽をしようと思えばいくらでも楽をできます。レポートやプレゼンの時だけ頑張ればいいのですから、講義をあまりまじめに聞かなくてもなんとかなります。(逆に通識科目では提出物や出席率などは一切なしで、テストのみ、というパターンもあります)。



毎週の指定リーディングがないから楽かと思ったら…

今学期履修している「文化資產與材料分析」のクラスは、指定の教科書はないし、先生は授業前にceibaに毎週のリーディングをアップロードしません。なので「リーディングをしなくてもいい!楽なクラスだな…」と思ったらそれが大間違いでした。

授業はパワーポイントのスライドに併せて先生が説明をするのですが、予習をしていないとほとんど理解ができません。(個人的な化学や物理の知識が足りないのが大きく関係しています。)授業はこんな感じでわかる人にしか分からない…という状況なのに、予習のリソースも与えられていないという悲惨な状況です…。

ceibaより

これは「文化資產與材料分析」のクラスのceibaの授業内容のページです。毎週授業後に当日の授業で使われたパワーポイントのスライドがアップされます。なので次週の予習ができません。

ceibaより

こちらは一年次の必須、「人類學」のceibaの授業内容のページです。先生が毎週の指定リーディングを授業前にアップしてくださいます。

1年次の必修のクラスのように先生が指定のリーディングをceibaにあげてくれるのに慣れていると、この先生は不親切だな…と責任転嫁をしたくなりますが、ここはちょっと視点を変えてみましょう。

大学は自分で考えて学ぶところ

授業の前に読んでおくべきものをあらかじめ与えられていると、自分で資料を探さなくていいので、楽といえば楽です。カリキュラムに沿って組まれた指定の資料を毎週読むことで、先生のコース設計通りの知識を効率的に得られると思います。

ですがこの「文化資產與材料分析」のクラスでは、毎週のテーマは決まっているのですが、指定の教科書はないうえ、先生は事前に何らかの資料を提供することもありません。替わりに学期の最初に配られるシラバスには、参考文献として授業内容と関係のある書籍が何冊かあげられています。

なので、自分で考えて予習をしろよ、ということになります。シラバスに挙げられている文献を図書館で探してもいいし、毎週の単元は決まっているので独自に本や論文を探してもいいんです。

逆に冒頭にも書きましたが、このクラスはテストが無く、プレゼン1回と3週間に1回提出する個人レポートと期末のグループ研究で成績がつけられるので、レポートやプレゼンの時だけなんとか形にすればパスだけはできるはずのクラスなんです。

大学ってまじめにやるもやらないも結局自分次第で、教授は学生一人一人の授業態度にまで口を出して来ませんし、台湾大学では学部生は卒業論文は必須ではなく、単位さえそろえば卒業できるので、一つ一つの授業をどう過ごして、何を得るかは本当に自分次第だと感じました。



ask.fmで気軽に質問してください

twitterで毎日いろいろつぶやいています


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2015/05/02

来年度、大学の助学金をいただけることになりました




こんにちは。

今日は大学に入学が決まった時と同じくらい嬉しいニュースを受け取った日でした。

今年の三月末に申請した台湾大学の外国人学生向けの助学金の審査に通って、来年度の學雜費免除と、月々6000元の生活費補助が一年間いただけることになりました!

これまで、大学に入学するときに申請した台湾奨学金、去年申請した文學院の外国人学生向け奨学金とも審査には通らず負け続きだったので、今回もダメ元で申請したのですが、見事審査に通りました…!


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2015/04/24

台湾の大学に通う留学生にとって進級は難しいのか?




今週は中間テスト週間でした。私は今学期、中間テストはオランダ語(二)言語学の二科目のみでした。それに加え文化資產與材料分析語言學のレポートふたつ仕上げました。これで山を一つ超えた…という感じなので、ようやくask.fmでいただいていた質問に答える時間ができました。質問をしてくださった方、お待たせしてすみませんでした。

さて、ではask.fmで「台湾と日本で1年半ほど中国語を勉強してから、本科留学予定。進級できるのかが心配、実際に台湾に正規留学している学生の1日のスケジュールやテストやレポートの難易度が知りたい」ということをご質問いただきましたので、こちらで回答していこうと思います。

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2015/04/04

台湾大学に入学/卒業に必要な英語力についてと英検の申し込みのこと


こんにちは。

今回はコメントで質問をいただいたのと、自身がそろそろ卒業条件の英語の試験を考慮しないといけない時期になったので、「台湾大学に入学/卒業に必要な英語力」についてのことと、「全民英檢の申し込み方法」についてまとめます。

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2015/03/22

母語で教育を受けられるなら、今こんなに苦労してない



台湾大学に通うということは、中国語と英語からは逃げられない…という話です。


今学期知り合った先生が日本の方で、たまたまこんな話題になりました。

授業で討論をするなら、やっぱり教科書は母語で書かれた物の方がいい。英語で書かれた物だとどうしても議論や理解が甘くなる、と。

これは先生が台湾大学の人類学系で使用する文献の多くが英語であることを、暗に批判しているようでした。
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2015/03/09

授業開始の第一週で、どのクラスが重いかを見極めよう


無事に今学期の授業の最初の週を乗り越えました。

正確には第二週なのですが、新学期の第一週はだいたい説明だけで終わるので、実質的には今週が授業開始の一週目でした。

今学期に履修するクラスの時間割はこんな感じです。
オランダ語のクラスの時間が変わり、こうなりました。

台湾大学の課程網より

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2015/02/27

図書館地下のロッカーを借りてみました。


こんにちは。2月24日から大学三年の後期が始まりました。

普段勉強は主に總圖、つまり図書館でしているのですが、いつも重い荷物に悩まされていたので、今まで先日とうとう図書館の地下にある長期利用可能なロッカーを借りることにしました。

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2015/01/27

来学期の履修科目が確定しました。前回と同じ22単位です。

台湾大学課程網より

昨日(1/26)、次の学期の選課の結果が出て、希望通りのクラスが履修できることになりました。
時間割は上の画像の通りで、合計22単位。前学期と同じ量です。

月曜:無

火曜:適能瑜伽
           考古學史

水曜:考古田野方法下
           考古學的詮釋與展示設計

木曜:語言學
           文化資產與材料分析
           荷蘭文二下

金曜:文物測繪
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2015/01/25

考古学の発掘実習で花蓮に来ています。



1/19から1/31までの二週間、人類学系三年次の必修科目である「考古田野實習」のクラスで、冬休みは発掘の実習をします。そして今私たちは台湾南東部にある、花蓮県の光復鄉のとある遺跡の発掘に来ています。


考古学の発掘は「研究性發掘」と「搶救發掘(日本語では"緊急発掘"」の二つに分かれ、私たちが行なっているのは前者の「研究性発掘」に当たります。(後者はビルや地下鉄などの施工に伴い偶然出土した遺跡を、工事を中断して行うものです。)

考古学発掘調査を行うに当たっては様々な法律があり、誰でも自由に発掘ができるわけではないので、今回大学で考古学を学び、実際に発掘調査に参加できるのは私の人生の中でも大きなイベントです。

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2015/01/17

期末テスト終了とクラスメイトとのつき合い方のこと


今週の金曜日(1月16日)で期末テストが終了し、とりあえず今学期の課程は全て終了しました。ですがまだ書かないといけないレポートがいくつか残っているので、今日もまた、やる気が出ないなりにも自習室まで足を運び、まずはブログを書いています。

前の学期では期末テスト終了後に残っていたレポートは6つでしたが、今回はそれを上回っています。昨日もテスト終了後に一つ仕上げて、もうひとつ別のレポートに取りかかりました。今日もこれから大きい仕事に取りかかります…。

こんな感じなので、テストが終了してもまだまだ冬休みはやって来ていません。もちろん履修しているクラスなどによって違いもあるので、テスト終了後すぐに旅に出たりする学生もいるのですが、私は行動が遅いので、テスト終了後ももうひと頑張りしないといけません。

さて、上の画像は台湾大学に通っている人にはおなじみのテストの解答用紙です。実のところ今はこれを見たくない気分ですがw

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2015/01/11

明日から期末テスト週間です。個人的にはテストよりレポート地獄でキツい日々ですが…


台湾大学では明日1月12日からは学期の最後の週ということで、期末テストがあります。

今学期私が受けている授業のいくつかは、テストの代わりに研究レポート提出などになっていることもあり、全てのクラスで期末テストがあるわけではありません。
私は考古田野實習、中國考古學、オランダ語二と人類學史二の四つの期末テストがあります。

私はいま、テストよりも大量にあるレポートの方が恐ろしいです。

期末の研究レポートやプレゼンがあるうえ、学期中に書くのが追いつかず遲交しているレポートも、期限までに提出しなければなりません。まぁそれは貯めていた自分の所為なので自業自得なんですが、18日までになんとしても全てをやりきらなければなりません。
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2015/01/07

来学期の選課にも関わる「期末教學意見」の記入は1月8日まで

こんなメールが来ていたことをすっかり忘れていました。
台湾大学では中間と期末の時に、履修しているクラスの授業や教授についてのアンケート調査が行われており、特にこの期末のアンケートは、このメールの文面にもある通り

  1. 享有下學期「選課初選分發」之優先權。
  2. 可優先上網查詢「本學期已送至之成績」。
  3. 學士班學生在畢業前二學期,個人填答率均達80%(含)以上者,於領取畢業證書時,將免費贈送中文成績單2份
などの特典があります。在校生に特に重要なのは1の選課に関する特典ですね。
実際これを記入するのとしないのでは、どのくらい差が出るのかは未知ですが、アンケートに記入しておくに越したことは無いと思います。

以下、手順を紹介します。

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台湾大学は優秀な外国人学生を早く獲得したい?2020年度の入学申請期間が3ヶ月早まった件について

毎年9月に新学年が始まる台湾大学ですが、外国人学生の入学申請は例年だとその年の3月上旬が出願締め切りでした。ところが2020年度の入学分からは11月末が締め切り、1月上旬には合格発表されるというスケジュールの前倒しが起こっています。

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