2014/12/29

クラスメイトの言っていることが理解できない



久しぶりにブログを書きます。

いよいよ期末が近づいて来て、レポートや課題に追われる日々が続いています。

ところで台湾の大学ではこの時期、年末感はほとんどありません。
学期が終わるのは1月の半ば、それまでは普通に授業もあるし、この時期はそろそろ期末テストの準備を始めるべき時期なのでは無いでしょうか。

私は海外の大学に進学された日本人学生のブログが好きで、よく読んでいるのですが、北米やオーストラリアの大学に通っている人たちって、クリスマスの前には期末テストを終えて、ホリデーに入っているんですよね。若干羨ましいですが、ここは台湾。
仕方ないのです。我々のホリデーは旧正月(今年は二月半ば)の頃なのです…。

なので年越しの気分は盛り上がりようもありませんが、今年の年末年始は土日と重なることもあって、ありがたいことに計四日間の休日があります。
なのでこの休みを利用して溜まっているレポートを消化する予定です。
期末のこの時期に貴重な休みです。
遊ぶ予定は…まぁほとんどないですね…
もしかしたら直屬の學姐學妹と食事に行くかもしれない程度です。

さてさて、今日のテーマは「クラスメイトの言っていることが理解できない」です。

台湾に来て、もうすぐ四年半になるのですが、今でも全ての中国語を理解できる訳ではないんですよね。今日はその「理解できない中国語」を分析しようと思います。



台湾に来る前に日本で三年間中国語を独学して、大学に入る前に語学センターで1年間中国語を学んで、ワーホリ中は中国語を使うバイトもして、生活するには困らない程度の中国語力はあったのですが、大学に入ってからは、やっぱり講義を受けたり、リーディングを読んだり、レポートを書いたり、プレゼンや討論をする上で、何度も言語の壁にぶつかって来ています。

それでももう三年なので、大学生活にも困らない程度に中国語力は向上したのではないかと思うのですが、(あくまで自分比ですが)今学期はまた新たな壁にぶつかっています。

それが今回のテーマ「同級生の言っていることが理解できない」です。それも全てのクラスメイトの話が分からないのではなく、一部のクラスメイトの言っていることがわからないんです。

現時点の個人的な所感なのですが、要は一部のクラスメイトの使う語彙が、日常で使う部類の語彙ではないからなんだろうな…と思っています。

日本人でもたまにいませんか?やたら難しい言葉を使う人って…。結局は私の語彙が不足しているのが問題なわけですが。授業で討論をしているときに、そういうクラスメイトが意見を言う時に、頑張って聞こうと思っても、知らない語彙を頻発したり、そもそも話の内容が複雑でロジックについていけなかったり…。

まったく、頭のいい人の話は理解できないわ…という挫折感を味わっています。

台湾大学の一部の学生って、(私の目にはそう映る、という主観的なものですが)おそらく台湾大学の学生だ、というプライドの高い人もいるので、やたら一般人とは異なる話し方や態度も見られるような気がしています。もちろん一部のクラスメイトだけですし、人類学系はおっとりした感じの人が多いですが…。

教授の話は理解できるのに、不思議なことにクラスメイトの話が理解できないというのはこういう訳です。


また、講義の内容が理解できるか否かは、実は中国語力の問題だけではないことも補足しておきたいと思います。私は中国語で日常会話(という定義も曖昧ですが、一旦それは置いておきましょう)ができるからといって、大学の講義が完全に理解できる訳ではないということです。

少し想像すればわかることですが、日本語ネイティブの日本人だからといって、日本人の幼稚園児が大学の講義を聞いても、完全に理解できるわけではない、ということです。

つまり、大学の講義を理解するためには、コツがあり、ある程度は対策ができます。大学の講義では、言語の流暢さよりも、その学問についての知識が問われているのです。なので、大学の講義を理解しようと思ったら、言語の習得はもとより、その分野について知識をつけておくことが重要だと思います。

より具体的にいいますと、講義の前の指定のリーディングを読んでおくことで、その講義で教授がどんなことを話すのか、事前に見当をつけることができるので、当日の講義でも聞き取れる部分は多くなります。これはその分野特有の専門用語を知っているか否か、という単純なものではなく、ロジックや文脈の話に近いかと思います。その学問についてや、ケーススタディの背景を知っていれば知っているだけ、講義を受けるときに楽になるんじゃないかと思います。

実はこれって、既に多くの人が指摘していますし、(歴史系の先輩のブログ:今更ながら自分の中国語学習を振り返ってみる)考えてみれば当たり前のことなんですよね…。最近台湾大学の外国人学生の入学申請についての情報を求めてこのブログを訪れている方が増えて来たので、私からのちょっとしたアドバイスということで、今回はこんな話をさせていただきました。

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